ハッチバック
ハッチバックとは、独立したトランクを持つセダン型、クーペ型に対して、独立したトランクを持たせずバックドアを設け、利便性及び積載性を確保するために設計されたボディスタイルのひとつで、見た目のデザインと積載性も含めた利便性の2つの意義があります。このスタイルの元祖は、1961年発売のルノー4と言われています。このことから分かるように、フランスはハッチバック王国であり、このスタイルを採用した車はルノールーテシア、同トゥインゴ、プジョー106、同206、207、同306など枚挙に暇がありません。フランス同様、ヨーロッパでは古くから身近な存在であり、VWゴルフ、フィアットパンダ、同プント、オペルヴィータなど多岐に亘ります。時に高性能なエンジンを積んで闊達に走る様から、ホットハッチと言われたりします。
日本におけるこのスタイルの代表格といえば、ホンダのシビックでしょう。日本におけるハッチバックは、高級志向の自動車ユーザーには今ひとつチープに見えたのか、長らく普及には至りませんでしたが、シビックによって日本でもハッチバックが広く普及したと言えます。